物流施設など多様なアセット経験生かし競争力向上
JリートのMCUBS MidCity投資法人の資産運用を担うMCUBS MidCityは3月22日、同じくJリートの日本リテールファンド投資法人、産業ファンド投資法人の資産運用を手掛けている三菱商事・ユービーエス・リアルティ(MCUBSR)と今年7月1日付で合併することで基本合意したと発表した。MCUBSRがMCUBS MidCityを吸収合併、存続する形を取る。
両社はこれまでにもMCUBSRがMCUBS MidCity投資法人への物件供給のメーンスポンサーを務めるなど協力関係にあった。オフィスビルや物流施設など多様な不動産の管理ノウハウを持つ両社が合併し、Jリートでの競争力向上を図る。
MCUBS MidCityはオフィスビル、日本リテールファンドは商業施設、産業ファンドは物流施設や工場、研究開発施設などをそれぞれメーンの投資対象に据えている。3投資法人ともに三菱商事が運営に携わっている。
(藤原秀行)