現地でフォワーディングなどサービス拡大目指す
商船三井は6月12日、グループの商船三井ロジスティクス(MLG)と共同で、モーリシャスを拠点とするコングロマリット、ロジャーズ・グループの物流部門Velogic(ベロジック)子会社でケニアのGeneral Cargo Service(ジェネラル・カーゴ・サービス、GCS Velogic)と戦略的提携を目的とした覚書を5月26日付で締結したと発表した。
(いずれもプレスリリースより引用)
GCS Velogicは通関業、トラック輸送、倉庫業、サプライチェーン金融、物流DXサービスを展開。約170台のトラックと、ナイロビやモンバサ、ナクルにオフィス・倉庫を保有し、約490人の専門チームを有している。
商船三井グループは現在、ケニアで現地法人MOL Shipping (Kenya) Ltd.と、MLGのナイロビ支店を置き、アフリカ発着の海上輸送、航空輸送のフォワーディング事業に加え、内陸輸送事業も手掛けている。
このうち、内陸輸送はGCS Velogicへの業務委託などを通じて同社と連携、サービスを提供している。覚書締結に伴い、商船三井グループの世界的なネットワークや海運、インフラ、物流業界の専門知識と、GCS Velogicが構えている東アフリカ地域のローカルネットワークと物流事業ノウハウを融合させ、東アフリカの物流課題の解決、新規産業の創出、経済の発展に貢献することを目指す。
具体的には、ケニアや周辺諸国でフォワーディング、通関、倉庫マネジメント、陸送などを含むトータルロジスティクスサービスを共同で提供。コールドチェーン、物流DX、ロジスティクス関連の新規事業開発も共同で推進する。
【GCS Velogic概要】
名称 | General Cargo Services Limited |
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主な事業内容 | 通関業、トラック輸送、倉庫業、サプライチェーン金融、物流DXサービス等 |
設立年 | 1976年 |
本社所在地 | ナイロビ |
代表者 | Mehul Bhatt (Managing Director) |
ホームページ | https://generalcargo.co.ke/ |
(藤原秀行)