安全装備を大幅拡充して交差点や夜道などの運転サポート
日野自動車は3月29日、旗艦車種である大型トラック「日野プロフィア」の改良型を4月1日に新発売すると発表した。「サイトアラウンドモニター(右左折時警報システム)」や「可変配光型LEDヘッドランプ」を全車標準装備とするなど安全装備を大幅に拡充。交差点や夜道などの運転をサポートすることで事故防止やドライバー負荷軽減につなげたい考え。東京地区での希望小売価格は2423万7360円(税込み)。
日野はこれまでも安全支援装備の充実を進めてきたが、さらなる安全性の追求に向けて一般道での出会い頭や巻き込み事故などの対策として「サイトアラウンドモニター」を新規搭載。左右前端に設置したセンサーが接近する車両、歩行者を検知して警告音でドライバーに注意喚起する。
また国内大型トラックでは初となる「可変配光型LEDヘッドランプ」の全車標準装備、「オートヘッドランプ」の標準化によって夜間の安全運転をサポート。さらに進化した「ドライバーモニターⅡ」では以前から検知していたわき見、まぶたの開閉状態に加えて、ドライバーの運転姿勢崩れも認識して前方不注意を警報で知らせる。モニターカメラの性能向上とカメラの取り付け位置を変更することで検知能力を高めた。
プロフィアは既に車線逸脱警報装置「PCS」、車両安定制御装置「VSC」を全車両に標準搭載。先進安全自動車技術を備える商用車を対象とした自動車関連税の軽減特例措置、9月1日より適用される車載式故障診断装置搭載の義務化にも対応している。
(鳥羽俊一)
プロフィア(日野自動車ニュースリリースより))