ドローン・ジャパン、カスタマイズ可能な「室内自動飛行」ソリューションの提供開始

ドローン・ジャパン、カスタマイズ可能な「室内自動飛行」ソリューションの提供開始

ルートをアプリが設定、容易に実現

ドローン関連事業を手掛けるドローン・ジャパンは7月26日、様々な産業用ドローンを開発・製造している五百部商事(栃木県宇都宮市)と協働し、GPSが入らない室内空間での自動航行を実施しやすくするソリューションを発表した。

使用環境や業種・業務に応じた室内自動飛行可能なドローンのカスタマイズとそのドローンの自動飛行を使いやすくする「インドアオートミッションアプリ」がセットになったソリューション。

既存のドローン飛行管理システム「Q Ground Control」を改良し、室内空間における実際の図面をアプリケーションに読み込ませ、図面の中で自動航行のルートを設定し、室内でのドローンの自動航行を容易にした。 

<ソリューションの構成>
1.室内自動飛行可能なドローン
標準機だけでなく、ペイロード・大きさ・飛行時間などのカスタマイズが可能なドローンを提供する。米Modal AI製のAIカメラを搭載し、GPSの届かない室内空間でも自律飛行可能。

2.インドアオートミッションアプリ
あらかじめ設定した室内図面で航路設定をすると、その航路を自動的に飛行させるアプリケーション。 ソースコードが開示されたGCS(Ground Control Station)「Q Ground Control」をベースにしている。


Modal AI製AIカメラ搭載の自動室内航行用ドローン(標準機)


インドアオートミッションアプリでの自動航行イメージ

<室内自動航行ソリューションの提供形態>
PoC(実証実験)用としての提供
・使用環境(活用内容や航行場所、ペイロードなど)に応じてドローンおよびアプリケーションをカスタマイズ
・実証試験後、実運用向けとして、カスタマイズパッケージを提案

<提供開始時期>
・2023年8月

(藤原秀行)※いずれもドローン・ジャパン提供

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