アイ・グリッド・ソリューションズと鈴与商事、太陽光PPA事業で資本・業務提携

アイ・グリッド・ソリューションズと鈴与商事、太陽光PPA事業で資本・業務提携

静岡県中心に東海エリアの地域脱炭素を加速

伊藤忠商事系の新電力、アイ・グリッド・ソリューションズと鈴与商事は8月22日、太陽光のPPA(電力販売契約)事業推進で相互協力するため、資本・業務提携契約を締結したと発表した。具体的な出資額は開示していない。

アイ・グリッドは子会社のVPP Japanを通じ、流通小売、物流などの企業向けを中心に、施設の屋根に初期費用なしで太陽光発電所を導入するオンサイトPPA事業を展開。PPAモデルでは国内トップ級の実績(累計導入実績635施設・発電容量140MW/23年7月時点)を重ねている。

また、太陽光パネルの設置面積を最大化しつつ、再エネ電力の自家消費比率を大幅に向上させる「余剰電力循環モデル」など、デジタルテクノロジーを活用した独自のGXソリューションや技術/ノウハウを蓄積している。

鈴与商事は、これまで静岡県をメインに東海エリア全般で太陽光事業を推進し、本エリアでの顧客基盤と、自社における一貫したEPC機能(設計・調達・施工)を強みとして約1200カ所・120MWの発電所を開発(グループ会社との合算)してきた。

提携を通じてアイ・グリッドのPPAノウハウと鈴与商事の顧客ネットワークを連携させ、両社のシナジー効果を創出。太陽光PPA事業を共同で行いながら地域脱炭素の取り組みを加速させていくことを目指す。

併せて、蓄電池やEV(電気自動車)などを組み合わせた創畜連携システムの提供など、エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスへの展開でも協力する予定。

(藤原秀行)※アイ・グリッドと鈴与商事提供

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