ベンチャーのAutomagiと連携し実証実験、工数7割削減可能
福岡運輸は4月8日、AI(人工知能)を活用したさまざまなソリューションを手掛け、エムティーアイとNTTドコモが株主を務めるベンチャーのAutomagi(オートマギ、東京)と組み、AIを生かした画像認識による受注業務効率化の実証実験を行ったと発表した。
今年1~3月、福岡運輸の顧客からファクスで寄せられるフリーフォーマットの発注依頼書に記載された会社名や日時、商品などの文字情報を自動で認識、データを把握した。AIを生かしたOCR(光学的文字認識)と画像認識を組み合わせた。
文字読み取りの精度は最大93%に達し、5事業所の25人で担っている受注専門業務を8人ほどで行えることを確認。作業工数も約7割減らせたという。
両社は従来人間が発注依頼書の内容を目視で確認し、手作業で福岡運輸のシステムに必要情報を入力していた受注専門業務を大幅に効率化できると期待。他の業務も自動化・高度化を進めていく構えだ。
受注業務効率化の流れ(福岡運輸プレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)