現場管理ソフトのカミナシ、東大松尾研発のAIスタートアップを買収

現場管理ソフトのカミナシ、東大松尾研発のAIスタートアップを買収

画像認識技術の活用視野に

工場や店舗などの現場作業効率化とペーパーレス化をノーコードで実現できるソフトウエア「カミナシ」を展開しているカミナシは10月4日、東京大学松尾研究室(松尾豊教授)発のAIスタートアップ、StatHack(東京都文京区本郷、スタットハック)の全株式を取得、買収したと発表した。具体的な買収額は開示していない。

スタットハックのAIなどに関する知見を生かし、カミナシの機能を高めて製造業や小売業、物流業などの現場業務のDXをさらに後押ししていきたい考え。


(カミナシ提供)

具体的には、スタットハックはAIによる設備の外観検査技術を得意としており、カミナシのソフトに画像認識AIを活用した新機能を追加することや、現場向けの新たな事業を展開することを視野に入れている。カミナシのソフトで撮影した現場の写真を、スタットハックの画像認識AIで分析し、設備の異常や修正すべき作業内容を早期に見つけ出すことなどを想定している。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事