25年めど、トーハンが引き継ぎで調整
出版物取次最大手の日本出版販売(日販)が、コンビニ大手のローソン、ファミリーマートの店舗への雑誌などの配送業務に関し、2025年をめどに終了する方向で最終調整していることが分かった。
コンビニでの雑誌販売数低下などで収益が厳しい状況が続き、今後も抜本的な改善が見込めないことから撤退に踏み切る。
日販が業務から退いた後は、同じく取次大手のトーハンが引き継ぐ見通し。現在、取り扱い移行の際に空白期間が生まれないよう、日販とトーハン、コンビニ2社の間で調整が進められている。
日販は11月に予定している2023年9月中間決算発表に合わせて、配送業務の見直し内容を公表することを計画している。
(藤原秀行)