新機体や技術などお目見え、約40社出展
ドローン(小型無人機)に関する本格的な展示会「第5回国際ドローン展」(主催・日本能率協会)が4月17日、千葉市の幕張メッセで開幕した。
ドローンの開発や製造、操作などに関する最新動向を紹介し、デモフライトを実施。併せて、関係者による講演やセミナーも開催し、普及を後押しするための情報発信に努める。約40社が出展し、19日までの期間中に6000人の来場を見込む。
国際ドローン展の会場
会場では、農業やインフラ点検・整備、空撮などに使われるドローンの機体が登場。このうち中国の大手ドローンメーカーDJIの日本法人はハイパワーで安定した飛行が可能な大型ドローンなどを展示。物資輸送などの多様な用途に投入できるとアピールした。
併せて、SkyLink Japanや三信建材工業、東洋製罐、日本サーキット、空撮技研、スカイスコープソリューションズと玉川大の6者がそれぞれドローン飛行のデモを3日間実施し、ドローンを使った新たなサービスの可能性などをアピールする。
講演では国土交通や経済産業、総務の各省担当者がドローン普及促進政策の現状と展望をそれぞれ解説。日本で初めて、操縦者の目が届かない遠距離を飛ぶ「目視外飛行」によるドローン物流の実験を行っている日本郵便も取り組みをプレゼンテーションする。
DJIのドローン
SkyLink Japanによるデモ飛行
(藤原秀行)