能登半島地震の被災地支援
ゼンリンデータコムは1月15日、能登半島地震の被災地域で円滑な移動を支援するため、ホンダの道路通行実績情報を活用した災害時用地図「通行実績情報マップ」を、1月9日午後4時にゼンリンデータコムが提供している地図・ナビゲーションサービス「いつもNAVI(web)」上で公開を始めたと発表した。
同サービスは自動車のプローブデータ(走行履歴など)を使い、災害時に車両の通行実績があり、車両が通行できると推定される道路の情報を提供している。会員登録などは一切不要で、ホンダ車両のユーザー、いつもNAVI利用者にとどまらず、広く無料で閲覧できる。
同サービスは災害発生時のみの表示のため、通常時は閲覧不可。ゼンリンデータコムは「通行可能」と表示されていても、通行できることを必ず保証するわけではなく、実際の道路状況とは異なる場合があるため、国土交通省や都道府県警察、東日本高速道路株式会社などのホームページでも情報を確認するようアドバイスしている。
また、個人が被災地域を移動することは、復旧のための工事や救援物資輸送などに支障を来す可能性があるため慎重に検討するよう求めている。
通行実績情報マップURL:https://disaster-map.its-mo.com/?pref=17
通行実績情報マップのイメージ(ゼンリンデータコム提供)
(藤原秀行)