ビッグデータの中から協力効果高い組み合わせを瞬時に列挙可能
日本パレットレンタル(JPR)と群馬大学は1月16日、両者が共同研究し開発した共同輸送マッチング技術で特許を取得したと発表した。登録は2023年10月25日付。
特許技術は、数学・数理科学分野の知見を活用し、多数の輸送ルートが登録されたデータベース(物流ビッグデータ)の中から、協力効果が高い共同輸送の組み合わせを瞬時に列挙できるようにするのが特徴。
JPRが提供している共同輸送マッチングシステム「TranOpt(トランオプト)」はこの特許技術を取り入れ、共同輸送のパートナーを探したい荷主企業同士をマッチングして効率的な共同輸送を提案している。
既に200社を超える企業が利用しているという(2023年12月時点)。JPRと群馬大学はTranOptの製造・販売に関し、JPRが独占的に実施することを内容とする特許実施契約を締結済み。
特許の概要
発明の名称:輸送組み合わせ列挙システム、輸送組み合せ列挙方法及び輸送組み合わせ列挙プログラム
登録番号:特許第7373169号
登録日:2023年10月25日
出願番号:特願2021-171440
出願日:2021年10月20日
特許権者:国立大学法人群馬大学、日本パレットレンタル株式会社
発明者:吉良知文(国立大学法人群馬大学)
寺島伸男(日本パレットレンタル株式会社)
渡邉安彦(日本パレットレンタル株式会社)
(JPRと群馬大学提供)
(藤原秀行)