国交省、法定安全基準に適合確認と説明
国土交通省は1月19日、ダイハツ工業が新車の安全性に関する国の試験などで不正を働いていた問題に関連し、不正行為のあった車種のうち、5車種について道路運送車両法で定める安全性の基準に適合していることを独自の調査で確認したと発表した。
当該車種はグランマックス（バンタイプ）と、トヨタ自動車にOEM（相手先ブランドによる製造）供給しているプロボックスとタウンエース（バンタイプ）、同じくマツダにOEM供給しているファミリアバン、ボンゴ（バンタイプ）。
国交省は同日付で5車種の出荷停止指示を解除することを決めた。
現在国交省が不正行為のあった46車種のうち、開発中の1車種を除く45車種で順次、法定基準を満たしているかどうかを確認中。グランマックス、タウンエース、ボンゴはいずれもトラックタイプについて、大量生産に不可欠な「型式指定」の認証を取り消す方向で調整を進めている。
（藤原秀行）
