「再エネ100％電気」使用を予定
九州電力と九電不動産は1月15日、佐賀県基山町で開発を進めていた物流施設「グローカルロジ基山」が同日竣工したと発表した。
地上4階建て、延床面積は2万830㎡。テナントとして、福岡県小郡市の物流企業、宮﨑商事が入居することを決めている。
九州自動車道と長崎・大分自動車道の結節点となっている鳥栖ICから約4km。大消費地・福岡市内に加えて九州全域への配送にも強みを持つ立地とみている。
屋上には太陽光発電システムを導入。生み出した電気の自家消費と、省エネルギーに配慮した設備の採用で「Nearly ZEB」の認証を取得。さらに、九州電力保有の再生可能エネルギー電源に由来する電気料金メニューを組み合わせ、再エネ100％の電気を使用する施設とする予定です。
施設の外観（プレスリリースより引用）
施設概要
所在地：佐賀県三養基郡基山町大字園部字弥生が丘
アクセス：
・九州自動車道「鳥栖インターチェンジ」から約4km
・国道3号線から約2km
敷地面積：18,567.84㎡（約5,616坪）
延床面積：20,830.16㎡（約6,301坪）
構造：鉄筋コンクリート造（一部鉄骨造）地上4階建
着工：2023年1月16日
竣工：2024年1月15日
設計 株式会社梓設計
施工：株式会社フジタ
プロジェクトマネジメント・プロパティマネジメント：シービーアールイー株式会社
ビルメンテナンス：九州メンテナンス株式会社
アセットマネジメント：株式会社玄海キャピタルマネジメント
施主：合同会社基山ロジインベストメント
特徴：
＜倉庫部分の基本仕様＞
・床荷重1.5t/㎡
・梁下天井有効高5.5ｍ
・バース数22台
・ドッグレベラー2機
＜環境対応＞
・Nearly ZEB認証取得
・BELS評価★★★★★（最高ランク）取得
・太陽光発電システム（自家消費）
・再生可能エネルギー（水力・地熱等）由来の電気を届ける九州電力の電気料金メニュー「再エネECO 極（きわみ）」を採用予定
・全館LED照明
・人感センサー
・節水型衛生器具
＜将来ニーズへの対応＞
・マルチテナントへの対応（最大2分割まで可能）
・倉庫内空調設備設置に備えた室外機置場確保
・電気自動車充電設備設置を可能とするスペースやシステム条件を整備
（藤原秀行）
