在庫や商品の適正管理後押し、作業の見える化も
サンエス(広島県福山市)は3月26日、表示機能付きRFIDタグを利用して工場や物流施設の作業改善を行うシステム「LINESYS(リネシス)」の販売を4月に開始すると発表した。
RFIDにバッテリーレスで表示を保持できる電子ペーパーを付加しており、紙の視認原理と同じ反射光を利用して表示するため目への負担もなく、1枚で10万回以上表示を書き換えられるという。
製造ラインの製造指示札、原材料の残量表示・衣料原反の残量表示など業種を問わず活用できると見込む。
LINESYSシリーズは現在、以下の3種類。
LINESYS-zai〈リネシス-在〉は部品や製品の在庫状況を、表示機能付RFIDタグを活用して現場と管理がリアルタイムに在庫数を把握できるようにする在庫管理システム。表示機能付RFIDタグを介してサーバーとつながるため、簡単に在庫数などを管理できる上、都度サーバーが更新されるため、どの端末で確認しても最新の情報を得られる。
LINESYS-sho〈リネシス-商〉は部品や商品の管理状況を、表示機能付RFIDタグを活用してリアルタイムに場所を把握可能にする商品管理システム。
LINESYS-sak〈リネシス-作〉は作業予定の進捗や達成状況を、表示機能付RFIDタグを活用して管理・分析し、作業の見える化を実現することで問題の解決を図る管理システム。
「誰が」「どの作業を」「どれくらい」のスピードで進めているのかを簡単に可視化することができるので、作業の進捗を見ながら人員を配置することに対応。作業実績はリアルタイムに更新されるので、管理者による工数管理の作業負担も大幅に減らせるとみている。
(藤原秀行)※いずれもサンエス提供