25年12月竣工見込む
日本GLPは5月10日、熊本県大津町で総延床面積が約1万3200㎡の物流施設「GLP熊本大津」を開発すると発表した。半導体関連企業の進出が相次ぐ同県に物流施設を構え、先進的な物流の需要に対応する。半導体やパソコン、サーバーなどの輸送を得意とする近鉄ロジスティクス・システムズが1棟借りする予定。
着工は今年10月、竣工は2025年12月末を見込む。投資総額は約41億円。
「GLP熊本大津」は受託生産世界最大手の台湾TSMCや、世界有数の半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンなどが集結する半導体産業団地の近隣に位置。熊本空港から約7km、九州縦貫自動車道の熊本ICから約11km、益城熊本空港ICから約16kmで、九州全域をカバーする広域配送の拠点として強みを持つ。
「GLP熊本大津」施設外観イメージ
地上4階建てのボックス型で、荷物用エレベーターと垂直搬送機を設け、施設内の効率的な物流オペレーションをサポート。床荷重は1.5t/㎡を備え、重量のある荷種にも対応できるようにする。全館に空調設備を設け、働きやすい就労環境の整備に努める。
LED照明の導入などで環境負荷低減を図り、CASBEE認証を取得する予定。
「GLP熊本大津」周辺図(いずれもプレスリリースより引用)
■施設概要
施 設 名:「GLP 熊本大津」
所 在 地:熊本県菊池郡大津町大字杉水 3713-1 他
敷地面 積:約 6,400 ㎡
延床面 積:約 13,200 ㎡
構 造:地上 4 階建て、耐震 S 造
着 工:2024 年 10 月(予定)
竣 工:2025 年 12 月末(予定)
認証取 得:CASBEE 認証(予定)
(藤原秀行)