プラスと白洋舍が業務提携、法人向けクリーニングサービス提供へ物流効率化など推進

プラスと白洋舍が業務提携、法人向けクリーニングサービス提供へ物流効率化など推進

企業・官公庁や学校、工場など幅広くカバー目指す

プラスとクリーニング大手の白洋舍は5月13日、業務提携契約を3月31日付で締結したと発表した。

プラスは流通事業部門のジョインテックスカンパニーが全国5500の文具販売店を通じて、文具事務用品、日用品などのオフィス用品を販売するECビジネスを、法人・官公庁向け「スマートオフィス」、学校・文教市場向け「スマートスクール」、介護福祉施設向け「スマート介護」、地方公共団体向け「スマートガバメント」の各ブランドで展開している。

白洋舍は個人向けクリーニング事業に加え、リネンサプライやユニフォームレンタルなどの法人向け事業を手掛けている。

両社は2023年5月、プラスが展開する「スマート介護」の「お買い物サポートサービスCOREIL(コレイル)」利用会員施設の入居者向けに、白洋舍が展開中の宅配クリーニングサービス「らくらく宅配便」の提供を始めるなど、タッグを組んでいる。

業務提携で介護施設に加え、企業・官公庁、学校、工場など幅広い法人クリーニング市場をターゲットとした多様なサービスメニューの開発を加速させる。併せて、両社が持つサービスのノウハウを共有し、商材・商品を開発するほか、効率的な物流機能を構築し、新たな法人クリーニングサービスモデルの構築を目指す。


(両社提供)

プラスは流通事業で、商品・サービスの品ぞろえ拡充を図るとともに、商流における重複行為を排除し営業効率を改善、「業種卸」から取引先の販売店の業態店化をサポートする「業態卸」への転換を進めている。今回の提携もその一環。

プラスは業務提携に際し、白洋舍の発行済み株式数の約3.6%を取得済み。具体的な取得額は開示していない。

(藤原秀行)

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