北日本などの機能集約、配送業務効率化とサービスレベル向上図る
メニコンは5月14日、コンタクトレンズの物流拠点「グローバルロジスティクスセンター」を千葉県八千代市に新設、5月7日に本格稼働を始めたと発表した。
倉庫内作業は福山通運に業務を委託。同社が2023年9月に新設した福山通運の千葉八千代支店を賃借している。
新拠点が入る福通の支店外観
旧来の物流拠点は国内向けに名古屋(愛知県)、北日本(宮城県)、西日本(福岡県)の3拠点、海外向けに小牧(愛知県)1拠点の計4拠点を展開してきた。
新設のグローバルロジスティクスセンターは、北日本と小牧のロジ機能を集約し、海外と日本全国(主に関東以北)の得意先や消費者へのコンタクトレンズ配送や海外製品の輸入業務を担う。小牧ロジスティクスセンターは2024年度中にグローバルロジスティクスセンターへ統合させる予定。
近年、国内外で1日使い捨てコンタクトレンズの需要が高まっており、今まで以上に安定的な物流体制の構築が急務となっているのを考慮。グローバルロジスティクスセンターは今後の製品アイテム数や在庫量の増加に対応するため、同社最大級のキャパシティを備え、業務の自動化・デジタル化により労働負荷の軽減・省人化を実現、販売戦略に見合った新たな物流体制の構築を図る。
千葉県で新たにロジスティクスセンターを構えることで、国内は関東エリアのサービスレベル向上を見込んでいる。
加えて、東京港や成田空港などへのアクセスに強みを持つ立地のため、効率的な製品の輸出入が可能となり、グローバルビジネス成長を目指す上で重要な物流拠点になるとみている。
■グローバルロジスティクスセンター 概要
※2 メニコン賃借分
(藤原秀行)※いずれもメニコン提供