自社倉庫からコンバージョン、25年1月工事完了予定
サンケイビルは5月21日、昨年取得した茨城県坂東市の既存物流施設について、今年6月にリニューアル工事を開始すると発表した。
当該物件は1999年11月の竣工から24年が経過し、老朽化しているため、大規模なリニューアル工事を実施し、倉庫業法における営業倉庫として賃貸できる物流施設にコンバージョンする。
工事着手後も物入居を検討する顧客企業の要望を可能な限り反映しながら施設のバリューアップを進め、2025年1月の賃貸稼働開始を目指す。
延床面積は約4550坪、梁下は6.5~6.9mの大空間を確保。床面積に対し高い保管効率を確保できる2階建ての大型物流倉庫。L字型のバース配置で10tトラック32台が接車可能。
車で約30分圏内に首都圏中央連絡自動車道の坂東IC、常磐自動車道の谷和原ICがあり、都心や関東広域をカバーできる立地とみている。
外観写真
トラックバース(いずれもリニューアル前写真・2023年1月撮影)
自社倉庫として建築された本物件建物を、倉庫業法で定められた耐荷重のある防火区画壁を形成するなど順法性を担保し、入居テナントが営業倉庫として使用できる賃貸倉庫に転換。さらに、既存の荷物用エレベーター、垂直搬送機(各2基)を使い勝手の良い最新型の機種に更新するほか、荷物用エレベーターを1基増設し、荷物の縦搬送機能を向上させる計画。
そのほかフォークリフト用充電スペースの設置、フォークガードの新設など倉庫としての機能性を強化。従業員やドライバーが快適に働ける空間づくりとして、倉庫、事務所棟の内装、外装を一新するほか、倉庫内照明の照度の確保、倉庫・事務所の水廻りの更新、従業員が休憩できるラウンジの設置、ドライバー用休憩室の設置など、従業員やドライバーが快適に働ける施設の採用を予定している。
■物件概要
名称 | (仮称)茨城県坂東市物流施設再生計画 |
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所在地 | 茨城県坂東市幸神平 37-2(住居表示) |
交通 |
首都圏中央連絡自動車道「坂東 IC」 約 5.7km 常磐自動車道「谷和原 IC」 約 16.2km |
敷地面積 | 約 14,999 ㎡(約 4,537 坪) |
延床面積 | 約 16,693 ㎡(約 5,049 坪)※庇の面積含む 〈倉庫棟:約 15,998 ㎡(約 4,839 坪) 事務所棟:約 695 ㎡(約 210 坪) |
構造・規模 |
倉庫棟 鉄骨造 地上 2 階建 事務所棟 鉄骨造地上 3 階建 |
■広域地図
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用