セイノーHDがインド進出へ、現地企業と10月に合弁立ち上げ

セイノーHDがインド進出へ、現地企業と10月に合弁立ち上げ

日系自動車企業向けネットワーク確立へ

セイノーホールディングス(HD)は5月30日、インドに進出すると発表した。

インドの自動車大手Mahindra(マヒンドラ)グループで物流を手掛けるMahindra Logistics(マヒンドラロジスティクス、MLL)と今年10月1日付で、折半出資で合弁会社「Seino MLL Logisticsを設立する。資本金は4000万ルピー(約7500万円)の予定。

インドは国を挙げて製造業の強化に取り組んでおり、日系企業をはじめ世界中の企業から中国に続く「世界の工場」になり得る存在として注目を集めており、貨物輸送や倉庫保管の需要が今後も伸びると見込まれている。

マヒンドラは自動車をはじめ様々な産業向けのサービスを手掛けるインドの物流大手。同社と協業し、合弁会社を足掛かりにしてインドで日系自動車企業向けの物流ネットワークを確立、同国内の主要なロジスティクス事業者になることを目指す。

合弁会社はインド国内でトラック輸送や倉庫運営などを担い、企業向けに3PLサービスも提供する。日本~インド間の国際物流も展開していきたい考え。

(藤原秀行)

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