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三菱倉庫株主総会、オアシス側の社外取締役候補提案に2割前後が賛成

三菱倉庫株主総会、オアシス側の社外取締役候補提案に2割前後が賛成

相談役と顧問の廃止も、会社側提案は全て8~9割賛同

三菱倉庫は6月30日、東京都内で同26日に開催した定時株主総会の議案に対する賛否の状況をまとめた「臨時報告書」を関東財務局に提出した。

香港の投資ファンド、オアシス・インベストメンツⅡ・マスター・ファンドが提案、全て反対多数で否決された5議案のうち、オアシス側が推す人物2人を社外取締役に選任するよう求めた議案がそれぞれ議決権ベースで全体の2割前後の賛成票を得ていた。

具体的には、ツムラ元取締役の荒井聡氏が22・12%、DHLジャパン元社長の山川丈人氏が19・82%だった。

5議案の中で最も賛成票が多かったのは相談役と顧問などの廃止で22・47%、指名委員会等設置会社制度への移行が11・90%、自己株式取得が9・37%だった。

一方、会社側が提案した取締役14人と監査役3人については、いずれも8~9割の賛成を得た。剰余金処分など他の4議案も全て賛成の割合が9割台に達した。

オアシスは前田道路や安藤ハザマなどの株式を保有し、経営改善を強く迫るなど「アクティビスト(物言う株主)」とみなされている。オアシスがどの程度、三菱倉庫株式を所有しているかは不明だが、今回の定時株主総会では大勢を占めているわけではないものの、オアシスの主張に一定程度賛同する向きが株主の中にいたことが明らかになった。三菱倉庫の経営方針に今後オアシスの存在がどの程度影響を及ぼすのかが注目されそうだ。

(藤原秀行)

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