CRE、マスターリースの中小型倉庫対象に私募リート組成

CRE、マスターリースの中小型倉庫対象に私募リート組成

資産規模100億円でスタート、300億円まで拡大目指す

シーアールイー(CRE)は6月5日、傘下のストラテジック・パートナーズが私募リート「CREインダストリアルアセット投資法人」を設立し、同日運用を始めたと発表した。

CREは現行の中期経営計画で、新たな成長策の一環として「中・小型倉庫私募リートの組成」を掲げ、準備を進めてきた。

投資法人はCREがマスターリースで特に強みを有する延床面積5000㎡未満の中小型倉庫を中心とする産業用不動産を投資対象に据えている。CREがマスターリースする物件をポートフォリオに組み入れ、グループのストックビジネスの事業基盤拡大を図るとともに、企業規模にとらわれない幅広い業種からの賃借ニーズに応える中小型倉庫の受け皿を担うことを目指す。

当初はCREがマスターリースする18物件、資産規模約100億円で運用を開始。3~5年後をめどに300億円程度まで伸ばしていきたい考え。


ポートフォリオに組み入れている東京都足立区の倉庫(上)と、福岡県糟屋郡の倉庫(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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