専用の修理・メンテナンスサービスセンター7拠点設置
三菱ふそうトラック・バスは6月6日、台湾で電気（EV）小型トラック「eCanter」の新型モデルを発売したと発表した。
台湾では今回が「eCanter」の初投入。2017年のゼロエミッション車両「eCanter」の発売以降、台湾は6番目の海外展開市場となった。
三菱ふそうは台湾の販売代理店と合弁会社のダイムラー・トラック・アジア台湾の協業により、60年にわたって強固な地盤を築いてきた台湾市場で新型「eCanter」を投入、台湾の輸送手段多様化のニーズ獲得を図る。
台湾の地方道路や多くの公共充電施設で2年間にわたり累計で5万kmの信頼性試験を実施、台湾市場での発売にこぎ着けた。
台湾で販売する「eCanter」は、車両総重量（GVW）5tモデルおよび8.55tモデルを展開する。様々な輸送ニーズに対応するため、ホイールベースやボディ、ePTO（動力取り出し装置）の多様なオプションを取りそろえている。
台湾で販売する「eCanter」は、衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5 (Active Brake Assist 5:ABA5) 」、車両接近通報装置「Acoustic Vehicle Alerting System: AVAS」、車線逸脱警報装置「Lane Departure Warning System: LDWS」、車両安定性制御装置「Electronic Stability Program: ESP」といった先進安全システムを標準装備している。
台湾全土の7カ所にeCanter専用の修理・メンテナンスサービスを行う拠点を設置、顧客サポートを強化する。
台北市を走る「eCanter」（プレスリリースより引用）
（藤原秀行）
