NTT都市開発、物流施設開発に参入

NTT都市開発、物流施設開発に参入

大阪・八尾で2.4万㎡の初案件着工、25年8月竣工予定

NTTグループの不動産会社、NTT都市開発は6月13日、物流施設開発に本格的に参入したと発表した。

大阪府八尾市で初の案件「(仮称)八尾市物流施設計画」の工事に着手した。NTT西日本の独身寮の跡地に建設し、地上4階建てのボックスタイプで延床面積は約2万4230㎡を計画。竣工は2025年8月の予定。

西名阪自動車道の藤井寺ICまで約3.3kmと、大阪市都心部および広域の双方への配送に対応可能と見込む。


竣工イメージ

2区画への分割が可能な設計を採用。シングルテナントとマルチテナントの双方に対応できるようにする。

倉庫スペースに一部空調設備を実装し、労働・保管環境にも配慮する。BCP対策として最大48時間稼働可能な非常用発電機を設け、防災設備の稼働と災害時の執務対応を後押しする。

環境性能確保に向け、全館LED照明の採用・太陽光パネルを設置することなどを想定。基準一次エネルギー消費量に対して48%削減することでBELSの5つ星を取得するとともに、各施策を含めて建築物の環境性能が総合的に評価されるCASBEE大阪みらいのAランク(総合評価4つ星)を取得済み。

【計画概要】

事業名称 (仮称)八尾市物流施設計画
所在地 大阪府八尾市二俣3丁目8-1,8-2の一部(地番)
敷地面積 約11,850㎡
延床面積 約24,230㎡
階数 4階
構造 鉄骨造
用途 倉庫業を営む倉庫
竣工時期 2025年8月下旬
設計・施工会社 株式会社ナカノフドー建設
監修 株式会社フクダ・アンド・パートナーズ

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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