アルコールチェック円滑化、利用者の負担軽減&確認漏れ防ぐ
情報システム開発のエコモットは6月17日、緊急通報サービスなどを展開しているプレミア・エイド(PAD)との合弁会社プレミア・ブライトコネクト(PBC)が提供している交通事故削減ソリューション「Pdrive(ピードライブ)」の管理者・ドライバー向けスマートフォンアプリを開発、正式にリリースしたと発表した。
「Pdrive」はモバイル通信機能を搭載した高性能ドライブレコーダーを車両に取り付け、急激な加速度の変化を検知した際、前後計10秒間の動画データと月間の運転評価レポートを自動配信し、安全運転指導に必要なデータを必要な時に通知・閲覧できるようにする。
開発したアプリは、エレコム製のアルコールチェッカー「ALSmart」をBluetoothで連携させ、スマホでアルコールチェック依頼・承認ができるようにする。運転日報やドライバー診断・運転免許証や車両リース期限管理を含めた車両管理などの一元管理が可能になる。
アルコールチェックがスムーズに実施できるため、ドライバーと管理者の負担軽減やチェック漏れ防止につなげられるとみている。
Pdriveを提供するPBCは2022年10月1日に施行された改正道路交通法への厳格かつ効率的な対応に向け、アルコールチェッカーを用いた酒気帯びの確認・記録保存までを「Pdrive」上で一元管理できる、アルコールチェック記録機能をリリースし、2023年の「アルコールチェッカーを利用したアルコールチェック義務化」に伴い、 ラインナップの拡充・機能拡張を図ってきた。
小型・軽量で持ち運びやすくリーズナブルな「ALSmart」と連携させることにより、ドライバーの利便性を高めるとともに、センサー部分の校正などわずらわしい管理が不要となり、管理者の負担を減らせると見込む。
エレコム製アルコールチェッカー「ALSmart」
スマホアプリのイメージ
(藤原秀行)※いずれもエコモット提供