平屋建て4棟集結、第4類相当の保管可能
日鉄興和不動産は7月1日、埼玉県越谷市で、自社開発ブランドとしては初となる危険物専用倉庫「LOGIFRONT(ロジフロント)越谷Ⅲ」が竣工したと発表した。東武鉄道グループの物流企業、東武運輸が賃借しており、同社のニーズに沿って平屋建て4棟を開発、総延床面積は1454㎡。
「LOGIFRONT越谷Ⅲ」外観全景
現在稼働中の「LOGIFRONT越谷Ⅰ」「LOGIFRONT越谷Ⅱ」に併設し、国道16号線の内側で都心から25km圏内、東京外環自動車道の草加ICから約6kmに位置。国道4号線へのアクセスにも強みを持つ。
物流業界をとりまく企業各社のコンプライアンス意識の高まりに加えて、近年の危険物取り扱い量の増大を背景にニーズが高まりつつある「危険物専用倉庫」を整備する計画にした。一般倉庫では保管できない、アルコール類等の消防法上の危険物(第4類相当)の保管が可能。
庫内には空調設備を設置し、第4類の中でも塗料や医薬品といった細かな温度管理が必要となる商材にも対応できるようにしている。
日鉄興和不動産は今後も危険物専用倉庫、冷凍冷蔵倉庫、クレーン付倉庫、研究開発施設(R&D)、流通加工倉庫、工場併設型倉庫、プロセスセンター、データセンターなどの開発に注力する構え。
■施設概要
名称 |
LOGIFRONT越谷Ⅲ |
所在地 |
埼玉県越谷市西方3092-5、3107-4,3151-167 |
交通 |
東京外環自動車道「草加」ICから約6km |
敷地面積 |
3,826.49㎡(1,157.51坪) |
延床面積 |
1,454.96㎡(440.12坪) ※4棟合計面積 |
構造・階数 |
S造・ 平屋建 |
施工 |
川田工業株式会社 |
入居者 |
東武運輸株式会社 |
スケジュール |
2023年10月着工、2024年6月末竣工(C・D棟:4月末、A・B棟:6月末) |
【地図】
(藤原秀行)※いずれも日鉄興和不動産提供