日本郵船、シンガポール海事港湾庁とクリーン燃料利用促進や人材育成で連携

日本郵船、シンガポール海事港湾庁とクリーン燃料利用促進や人材育成で連携

基本合意書締結、脱炭素へ知見共有

日本郵船は7月9日、シンガポール海事港湾庁(MPA)と7月2日付で、シンガポールの海事産業の持続可能な発展を目指して共同検討する旨のMOU(基本合意書)を締結したと発表した。国際海事機関(IMO)などによる気候変動の取り組み目標を念頭に、様々な取り組みで協力する。

具体的には、シンガポールの湾内で運航するバンカリング船なども含め、舶用燃料としてのクリーンなアンモニア燃料の利用促進、アンモニア燃料船に乗船する船員向けのトレーニングプログラム作成について議論する予定。メタノールやメタンなどを含めた各種バイオ燃料・合成燃料の利用促進でも連携する。

併せて、脱炭素化実現に向けた投資を加速させるための知見を共有するとともに、シンガポールの海事人材育成を目指し、リーダーシッププログラムを含む人材育成トレーニングについても協業を目指す。


MOUを締結した日本郵船の曽我貴也社長(左)とMPAのテオ・エン・ディ長官(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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