8月中に全ユーザー向け制御ソフトウエアのアップデート完了
物流現場など向けAIパワースーツを手掛けるドイツのGerman Bionic(ジャーマン・バイオニック)の日本法人GBSは7月24日、パワースーツの性能を大幅に向上させたと発表した。
新たな強化点として、持ち上げ時の支援能力を最大20%向上。ドライブユニットの新しい制御ソフトウェアは、内蔵のLTEモデムかWi-Fiを介して、German Bionicのユーザーのパワースーツがワイヤレスで簡単にダウンロード、インストールできる。
今回のアップデートは、8月に全ユーザーが利用可能になる予定。
ニュルンベルク空港でのパワースーツ活用の様子(GBS提供)
German Bionicのパワースーツ電動パワースーツを導入しているドイツのニュルンベルク空港は、既にパワースーツへのアップデートを事前にダウンロード済み。同空港のバゲージサービスの担当者はオペレーションで新機能をテストしているという。
German Bionicは現在、ソフトウェアのアップデートを順次展開している。次の制御ソフトウェアの開発にも着手済みという。
(藤原秀行)