保管スペース5分の1に縮小
ディーエイチシー(DHC)は7月31日、物流改善プロジェクトの一環として、川崎市の物流拠点「川崎ロジスティクスセンター」に、ノルウェーのAutoStore(オートストア)製自動倉庫システム「AutoStore(オートストア)」を導入したと発表した。2023年8月に本格稼働を開始した。
オートストア活用の様子(DHC提供)
オートストアは上下左右に格子状に組まれたアルミ製のレール内に、荷物を入れておく専用コンテナ(ビン)を設置し、上部を縦横にロボットが動いて必要なコンテナを取り出す。
省スペースで高密度に保管することが可能なのが特徴。DHCは川崎ロジスティクスセンターで、通販在庫の一部に当たる1万1000種・41万ピースを超える商品を格納している。
オートストア導入後、格納した商品の倉庫床面積は約5分の1に縮小。作業者は倉庫内を歩き回ることなくピッキングや補充の作業を行えるようになり、作業効率がアップし、働く人に優しい作業環境の提供を実現できたという。
高い作業効率を実現するロボットはバッテリーを搭載しており、1台につき1時間当たりの消費電力は約100ワットと省電力での管理が可能。
(藤原秀行)