大幅な省力化実現、入稿許可書など添付可能
トラボックスは8月8日、求荷求車サービスで成約した案件の依頼書を自動作成し、入構許可書など付帯ファイルをアップロードして相手先とオンラインでやりとりできる「配車依頼書」の機能を8月14日に無償で始めると発表した。
「2024年問題」解決に向け、政府が「物流産業における多重下請構造の是正」を目指しており、その一環として「契約条件の明確化」を打ち出しているのを重視。
元請運送事業者は、実運送事業者の商号・名称などを荷主に通知し、荷主と運送事業者がそれぞれ運賃・料金などを記した電子書面(運送申込書/引受書)を交付することを推進していることから、「配送依頼書」の機能を開発した。
依頼書の自動作成で入力の手間が省けるほか、従来の印刷やファクス送信などが不要となるため、大幅な省力化になると想定。
荷物や場所の詳細情報の入力や許可書などの運行に必要なファイルの添付も可能にしている。
また、オンラインで車番返信できるようにしており、受託側で車両の手配が完了し送付した依頼書に車番を記載、返信する仕組み。返信があると、委託側に通知が届くようにしている。
(藤原秀行)※いずれもトラボックス提供