事業アセスメントから定着までワンストップで協働支援
パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー(パーソルP&T)とPwCコンサルティングは8月8日、ドローン領域で業務提携契約を締結したと発表した。
主に建設・物流業界でドローン事業を推進する企業に対し、事業アセスメントから定着をワンストップで協働支援するサービスの提供を同日始めた。
新サービスは、「ドローン事業のアセスメント」と「ドローン事業の定着推進」の両面で構成。前者は企業内でドローン活用を検討する際、ビジョン・体制・インフラ・オペレーション・リスク対応といった5つの観点から実現可能性を評価し、課題に応じたアクションの策定をサポートする。サービスは低コストで、手軽に受けられるようにしている。
後者はアセスメントサービスで行った分析結果を基に、実現性の高い計画を策定、その計画に沿った運用を両社が協働で支援する。
両社はこれまでドローン領域で建設や物流業界などが抱える課題に対し、ドローン事業の推進に必要なソリューションを数多く提供。2022年に業界初の「ドローンキャリアマップ」公開や「未来ドローンアイデアコンテスト」開催など、ドローンの社会実装を促進する活動を共同で展開してきた。
業務提携で関係をより強化し、ドローン活用の効果創出に向けたオペレーション・体制構築など実行力に強みを持つパーソルP&Tと、ビジョン策定やインフラ整備を得意とするPwCコンサルティングが、ドローンを活用する事業を立ち上げる企業が実用化までに抱える課題の克服を支援するサービスを協働で開発、提供できるようにする。
ドローン市場規模予測 出典:インプレス総合研究所発表データを基にPwC作成
産業別に見た人手不足 出典:パーソル総合研究所・中央大学「労働市場の未来推計2030」
ドローンの業務利用に当たっての課題の解決策として期待されるサービス(複数回答)
(藤原秀行)※いずれも両社提供