国交省が助成、中・長距離の新たなスキーム検討
F-LINEは8月15日、北海道地区で飲料を扱っている流通センター(飲料デポ)を対象に、9月からトラック輸送の一部をJR貨物の鉄道輸送にモーダルシフトするトライアル輸送を実施すると発表した。
同社と地場運送会社の札幌通運、共通運送の両社で結成している「北海道地区飲料モーダルシフト協議会」として、データ収集・分析を行うのが狙い。
国土交通省の「令和6年度(2024年度)モーダルシフト等推進事業費補助金」の交付を受けることが決定している。
トラック輸送の一部を鉄道にシフトすることで、CO2排出量の大幅な削減を見込むとともに、「2024年問題」に対応することも目指している。
北海道地区でトラックと鉄道を組み合わせた中・長距離輸送の新しいスキームを検討し、有効性を確認できれば他地域にも展開できる標準モデルを策定することも視野に入れている。
(藤原秀行)