仕事帰りや休憩時に利用可能、再配達削減貢献図る
日鉄興和不動産は5月30日、東京・赤坂の大型オフィスビル「赤坂インターシティAIR」で、テナント企業向け宅配ロッカーサービスの試験運用を始めたと発表した。ビル管理を担う赤坂インターシティマネジメント、システム開発のセゾン情報システムズの両社と連携している。
8月末までの間、事前に登録した複数の企業の従業員が宅配ロッカーを利用。スマートフォンに表示したQRコードを読み取り機にかざせば鍵が開き、中の荷物を受け取ることができる。
インターネット通販で購入した商品を会社帰りや休憩時間など好きなタイミングで受け取ってもらう。宅配再配達の削減に貢献し、オフィスビルの価値も高めたい考えだ。
同社はサービスの満足度調査を実施し、ユーザーの評価が高ければ同ビルの全テナント向けにサービスを提供するほか、他のビルにも展開していくことを視野に入れている。
ビルに設置した宅配ロッカー(左)。スマホを使って扉を開ける(日鉄興和不動産提供)
(藤原秀行)