NXグループ、BIツール導入でDX加速

NXグループ、BIツール導入でDX加速

200件の案件で進捗状況など可視化、業務効率化と事業の競争力強化図る

NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は9月6日、企業が蓄積する様々なデータを収集・蓄積・可視化して経営判断に活用するBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを活用し、NXグループ内のDXに関する案件を可視化したと発表した。

BIツールを駆使し、各案件の進捗状況、生産性向上効果、利益への貢献度等を把握し、タイムリーかつ効果的に先端技術の導入やグループ内への水平展開を実施することが可能になったという。


DX案件の進捗状況を表示するダッシュボードのイメージ

NXグループのDX戦略として、フォークリフトの自律遠隔搬送ソリューション、オンラインの運賃見積もりサービス「e-NX Quote」、CO2排出量計算ツール「NX-Green Calculator」など約200件のDX案件を推進している。

従来は各案件の詳細や進捗状況を把握するために多くの労力・時間を割いていた。新たなBIツールを開発することでデータの収集・蓄積・可視化をより効率的に実施できるようにした。

独自のBIツールを活用し、各案件を「テーマ探索」から「実用化・事業化」までのステージに分けて可視化。それぞれの進捗状況に合わせたDX推進が可能にしている。「テーマ探索」、「案件化」、「仮説立案」など初期段階の案件には先端技術等の導入を推進し、「実用化・事業化」の段階の案件は、NXグループ各社への水平展開を実施している。

各ステージにおける生産性向上や利益への貢献度をリアルタイムで把握し、状況に応じた迅速な意思決定により事業の競争力を高められると想定。可視化されたデータをNXグループ内で共有することで、DXの推進を効率化できると見込む。

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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