物流施設周辺の交通ルールの順守や渋滞対策、ドライバーの業務効率化をサポート
日本GLPとナビタイムジャパンは10月8日、ナビタイムジャパンのトラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ by NAVITIME」を通じて、物流施設周辺の交通ルールの順守や渋滞対策、ドライバーの業務効率化などの課題解決に向けた連携を開始すると発表した。
物流不動産デベロッパーが持つ出入口やテナントを含む施設詳細情報をナビゲーションサービスに反映させ、機能として提供するのは両社ともに初めてという。
日本GLPグループが全国に展開する竣工済み全施設の正確なトラック入口位置と右折入庫禁止ルールに対応したルート案内機能の提供を同日、開始した。
併せて、広大な敷地内に複数の棟がある大規模多機能型施設「GLP ALFALINK相模原」(神奈川県相模原市)は、テナント企業名ごとの出入口を考慮したルート案内を行う。
両社は新機能により、トラックドライバーがより安全かつ効率的に施設に到達できる環境を整備できると想定。施設周辺の交通ルールの順守や物流オペレーションの安全な遂行をサポートし、「2024年問題」の解決にも貢献したい考え。
テナント名での目的地検索は「GLP ALFALINK相模原」以外の施設にも順次、対応していくことを予定している。
今後は、「GLP ALFALINK」の施設情報に加え、混雑情報の可視化など、ドライバーの業務効率化や安全運転をサポートする機能の拡充を検討する。物流に携わる企業のさまざまな課題解決をワンストップで支援する「GLPコンシェルジュ」で、トラックカーナビの利用を働き掛ける。
(藤原秀行)※いずれも日本GLPとナビタイムジャパン提供