製造業を中心に人材不足の課題解決と事業拡大を加速
高度な在庫管理・工程改善を支援するDXソリューション「SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)」を運営しているエスマットは10月9日、シリーズC(会社安定期)ラウンドで総額2.5億円の資金調達を実施したと発表した。
リード投資家をキヤノンマーケティングジャパンが務め、鈴与商事などが第三者割当増資を引き受けた。浜松いわた信用金庫から融資を受けた。
併せて、キヤノンマーケティングジャパンと資本・業務提携を締結した。
今回の資金調達により、エスマットは製造業を中心に事業継続を脅かしつつある人材不足や変化への対応といった課題を解決するとともに事業を拡大し、成長を継続させていきたい考え。
■資金調達概要
調達金額:約2.5億円
調達方法:第三者割当増資、融資
株主:<新規>キヤノンマーケティングジャパン(リード)、鈴与商事、信金キャピタル(しんきんの翼第2号ファンド)、浜松いわた信用金庫(やらまいか2号ファンド)
融資:浜松いわた信用金庫
資金用途:プロダクト開発、採用、広告宣伝費
SmartMat CloudはIoT重量計でリアルタイムに実在庫を把握、在庫管理業務の効率化を実現する。導入社数は1000を超え、人手不足に悩む医療・飲食店・ホテルなどサービス業をはじめとした様々な業界の在庫管理にまつわる課題解決を後押ししている。近年は製造業への導入も増加し、自動車・化学トップ企業の半数以上で採用が広がっている。
(藤原秀行)