スター精機、段ボール箱積み付けロボットの「ティーチング」円滑に実施可能な“お助けソフト”提供開始

スター精機、段ボール箱積み付けロボットの「ティーチング」円滑に実施可能な“お助けソフト”提供開始

パソコンで一括設定、作業者の業務負担軽減見込む

産業用ロボットを手掛けるスター精機(愛知県大口町)は10月15日、段ボール箱の積み付けロボット「ロボットパレタイザー」向けに使用できる「パレタイザーエディター」の提供を開始したと発表した。

このタイプのパレタイザーでは初のリリースという。

ユーザーはパレタイザーエディターを通じて、パソコン上のマウス操作で簡単に荷物の積み付けを設定できる。今後、パレタイザー全機種(PXTシリーズ、PXLシリーズ、PXWシリーズ)購入者を対象に無償配布する。

「ロボットパレタイザー」は動作を教え込むティーチングの作業が必要。「パレタイザーエディター」を使うことで、この作業を円滑に進められると見込む。


エディターのイメージ図

ロボットを導入するライン上ではなく、パソコンで作成したデータをロボットに読み込ませる「オフラインティーチング」方式を採用。新規ラインの立ち上げ時にもライン立ち上げ準備と並行して実施したり、積み付け製品が変更になった際も稼働を止めずにパソコン上で「パレタイザーエディター」を使用して事前に準備作業を済ませたりできる。


ロボットパレタイザー「PXT-1220+」。キャスター付きで簡単に移動させられる


「PXL-1535」。オプションで荷物のすれを補正する位置決めコンベアを取り付けられる


「PXW-1420」。柔軟なストロークアレンジが可能(いずれもスター精機提供)

(藤原秀行)

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