用地取得から運用（施設管理・リーシング）まで展開、26年10月竣工目指す
シービーアールイー（CBRE）は10月16日、アセットマネジメント（AM）部門が主体となり設立した特定目的会社（SPC）を通じて、北海道千歳市で大規模なマルチテナント型物流施設を開発すると発表した。
新千歳空港へ約5.4km、千歳駅へ約3.3㎞と交通アクセスに優れたエリアで建設し、半導体関連の物流需要取り込みを図る。延床面積は2万4500㎡を計画しており、2025年3月に着工し、26年10月の竣工を目指す。
今回のプロジェクトは、CBREの札幌支店が、千歳市が分譲する千歳流通業務団地内の土地取得に向け、千歳市役所と商談を始めたことが端緒。CBREはマーケットの調査・分析結果に基づき、企画設計および設計施工を担うパートナーを選定、土地の不動産価値を最大化するプランを策定した。
同プランに則り、CBREのAM部門が主導して物流施設の開発を進める事業スキームを構築、複数の投資家が出資するSPC「千歳ヤマセミ特定目的会社」を通じて用地を取得した。
複数投資家を募ることで、リスク分散を図るとともに、千歳市への投資機会を提供。施設の開発段階ではプロジェクトマネジメント部門が、設計・施工の建設プロセスを支援し、施設竣工後の管理をプロパティマネジメント部門、リーシングをインダストリアル＆ロジスティクス部門がそれぞれ担う。
本開発事業に対する、不動産ノンリコースローンは北洋銀行を通じて実行し、設計施工業務は萩原建設工業へ委託する形で開発を推進する。
プロジェクト概要
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北海道千歳市物流施設開発事業プロジェクト |
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| 事業会社： |
千歳ヤマセミ特定目的会社（SPC）
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| 出資者： |
株式会社NAMIJU 清水総合開発株式会社 他 |
| 融資： |
株式会社北洋銀行
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| 事業地： |
千歳市流通2丁目3-5、3-6
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| 土地面積： |
14,238.57㎡
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| アクセス： |
新千歳空港へ約 5.4km、千歳駅へ約3.3 ㎞
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| 施設： |
大型マルチテナント型物流施設
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| 着工日： |
2025年3月（予定）
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| 竣工日： |
2026年10月（予定）
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| 規模（面積）： |
延べ24,500㎡
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| 構造： |
2026年10月（予定）
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| 設計施工： |
萩原建設工業株式会社
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| CBREサポート業務* （*予定を含む） ： |
用地取得 融資サポート アセットマネジメント プロジェクトマネジメント（工事企画設計・設計施工者選定等） プロパティマネジメント（施設管理） リーシングマネジメント（賃貸仲介） 物件売却サポート（売買仲介） |
本プロジェクトのストラクチャー図
（藤原秀行）※いずれもCBRE提供
