30億~50億円規模目指す
投資会社のマーキュリアホールディングスは5月2日、傘下のマーキュリアインベストメント(MIC)が日本の物流・サプライチェーン領域の課題解決を目指すベンチャー企業などを支援するための投資ファンド「マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合」に関し、新たに医薬品卸のバイタルケーエスケー・ホールディングス、苫小牧埠頭がLP(リミテッド・パートナー)投資家として参画したと発表した。
同ファンドは今年4月に組成。物流・サプライチェーン領域の課題解決に資する可能性のある革新的な技術・ビジネスモデルを有するベンチャー企業、大手企業からのスピンアウト、JV(ジョイントベンチャー)など向けに、投資による資金面での成長支援に加え、投資対象企業などとLP投資家の連携・協業の促進を通じて事業面での成長支援も行う。
これまでにLP投資家として日本政策投資銀行、山九、三菱倉庫が名を連ねている。同ファンドは総額30億~50億円のファンドサイズを目標とし、今後も新たな投資家の参画を働き掛けていく構え。
(藤原秀行)