倉庫面積7597㎡、25年秋ごろ開設予定
山九は11月21日、山口県山陽小野田市に日系BtoBメーカー専用の物流センターを開設すると発表した。
開設時期は2025年秋ごろの予定。センター名称は「山九山陽小野田ロジスティクスセンター」とする。
同センターは企業のビジネス領域拡大に向けた成長戦略を支えるため、西日本地区における物流機能の集約と最適化を目的として、長期契約を締結済み。
今後の事業拡大にも柔軟に対応できる高い拡張性に加え、将来は山九が3PLプロバイダーとして有する長年のノウハウとAIやIoT、ロボットをはじめとする新たなテクノロジーを融合させたモデルセンターとして運営していきたい考え。
環境面では脱炭素・資源循環社会の実現に向け、省エネと太陽光発電などを利用した創エネを駆使し、エネルギー消費削減率100%以上を想定。国土交通省が主導する建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」と「ZEB認証」取得に向け、申請する予定。
敷地面積は1万7687㎡、倉庫面積は7597㎡を計画している。鉄骨・平屋建てで、高床/低床バースを備え、海上コンテナ、トラックにも対応可能とする。
契約企業工場の近郊に位置し、門司港にも50km圏内と内陸地にある物流センターながら、輸出基地としての優位性も高くなると見込む。
用地の購入に際しては山口県、山陽小野田市が実施する補助制度が適用される予定。
建設イメージ(山九提供)
【物流センター概要】
名称 :山九山陽小野田ロジスティクスセンター
所在地 :山口県山陽小野田市高畑
開設予定日:2025年秋頃
敷地面積 :約17,687㎡
延床面積 :約7,931㎡(倉庫7,597㎡、事務所334㎡)
用途 :日系BtoBメーカー専用倉庫
仕様 :鉄骨平屋建
設備 :ドックレベラー12基 太陽光発電設備
設計・施工:大和ハウス工業株式会社
(藤原秀行)