配送先情報登録も可能に、利便性向上図る
パナソニックホールディングス(HD)傘下で車載装置を手掛けるパナソニック オートモーティブシステムズは11月26日、LPガス(液化石油ガス)事業者向けの配送効率化サービス「DRIVEBOSS(ドライブボス)LPガス」に新機能を追加したと発表した。
DRIVEBOSS LPガスはAIを活用した独自アルゴリズムにより、LPガス配送業務特有の複雑な条件を考慮した効率の良い配送計画・ルートを自動で作成する。
ユーザーからの要望が多かった配送時間帯の指定、1日の最大配送便数の増加、配送先情報の登録の機能をそれぞれ追加。LPガス事業者の多様な配送業務への対応や配送員の属人化解消につながるとみている。
配送先の情報登録は、写真のアップロードが可能にしており、配送先のLPガスボンベの設置場所や配送トラックの駐車場所など、文字情報だけでは伝わりづらい条件を画像で確認できるようにした。配送員は、配送先でスムーズにボンベの交換作業を行えるようになると見込む。
また、配送先ごとに個別の配送時間帯を設定できるようにした。配送先の要望に応じた配送計画が立てられるようになった。
工場や給食センターなどでは、1日に大量のボンベ容器の交換が必要となり、配送先と充填所を何往復もする場合がある。1人1日に配送できる便数が、これまでの3便から最大20便まで設定が可能になり、このような配送業務の計画作成に対応できるようにしている。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用