真摯に協議重ねていると強調
ヤマトホールディングス(HD)は12月18日、2023年6月に協業を発表した日本郵便に対し、小型の薄型荷物「クロネコゆうパケット」の配達委託スケジュールの見直しを申し入れていると発表した。
両社の協業をめぐっては主要メディアが12月13日、ヤマトが日本郵便に配達委託の中断を申し入れたと一斉に伝えていた。報道が出て以降、ヤマトが事実関係について公式に説明するのは初めて。
ヤマトHDは発表の中で、日本郵便への配達委託を進める中で、従前より配達日数が伸びてしまう事態が発生していると説明。「お客さまのニーズに応えられない状況を解決するため、協業の主旨および基本合意書に基づき、日本郵便に対してネコポスからクロネコゆうパケットへの切り替えに伴う配達委託スケジュールの見直しに係る申し入れを行い、真摯に協議を重ねている」と強調している。
(藤原秀行)