未作業間口の点灯表示など可能に
アイオイ・システムは12月25日、プロジェクターを使って正しくピッキングや仕分けの作業を進められるよう後押しするプロジェクションピッキングシステム(PPS)の導入・運用をサポートするパッケージソフト「PPSの達人」の最新バージョンをリリースしたと発表した。
作業対象の間口を予告する機能と連動して、その次の間口も事前に予告し、アクションをスムーズに継続できるようにすることで作業スピードを向上させるのが特徴。
併せて、作業済み間口の点灯表示機能を追加し、作業が完了した間口を目立たせることで商材や数量の確認を容易にし、作業の進捗管理を効率的に行えるようにする。
また、未作業間口の点灯表示機能も取り入れており、逆に作業対象の間口に加えて未作業の間口も際立たせるのと同時に、作業済みの間口は消灯させ、進捗状況を一目で把握できるようにすることも可能。遅延が発生しても迅速に対応することが可能と見込む。
同社は最新バージョンを活用することで、物流倉庫の作業効率化や生産性向上に大きく貢献できると想定している。
PPSはさまざまな形状の棚やラック、床面、壁面に画像、文字、数字、QRコードなどを投影し、作業者に分かりやすく指示する。
現場の環境に合わせてカスタマイズが可能で、作業ミスを回避するポカヨケ機能も搭載。食品、アパレル、医薬、製造業など多くの業界で広く採用されている。同社は、PPSを搬送ロボットや自動倉庫などと組み合わせることで、払い出し後の作業の効率化、作業精度の向上、省人化に寄与できると見込む。
PPS事例:リフトアップAGV×PPSで省人化
PPS事例:生産ラインでのピッキング&組付け作業支援
(藤原秀行)※いずれもアイオイ・システム提供