横浜冷凍、特別損失拡大など踏まえ21年9月期~24年9月期の決算修正

横浜冷凍、特別損失拡大など踏まえ21年9月期~24年9月期の決算修正

取締役基本報酬を3カ月間一部返上

横浜冷凍(ヨコレイ)は1月6日、2021年9月期から24年9月期までの決算を一部修正したと発表した。

同社は24年11月、気候変動の影響による漁獲量減少で財務状況が悪化した海外取引先向けの売掛金などに絡む貸倒引当金繰入額として、特別損失額が増える見込みになったなどと開示していた。

 
 

その後、監査法人と協議の上、過去の決算内容の一部修正に踏み切った。

直近の24年9月期では連結売上高を従来の1225億円から1222億円に引き下げた。23年9月期は売上高が1338億円から1255億円、営業利益を37億8500万円から35億8800万円、経常利益を42億300万円から41億3300万円、当期純損失が28億3100万円の黒字から107億3100万円の赤字にそれぞれ下方修正した。

22年9月期、21年9月期も売上高などを下方修正した。

同社は今回の決算修正の責任を明確化するため、25年1月から3カ月間、会長と社長、常務取締役は取締役基本報酬の30%、その他の常勤取締役は10%をそれぞれ自主返上する方針を公表した。24年9月期の役員業績連動賞与は対象の取締役と執行役員の全員に支給しないことも決めた。

(藤原秀行)

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