ラピュタロボ、協働型AMRに「フォーカスピッキング」対応機能追加

ラピュタロボ、協働型AMRに「フォーカスピッキング」対応機能追加

作業量多いエリアに集中、スタッフの歩行距離短縮図る

ラピュタロボティクスは1月14日、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」で、新たに「フォーカスピッキング」に対応できる機能を追加したと発表した。

ラピュタPA-AMRは2020年の商用化以来、約60拠点以上が採用し、累計販売数は800台を超えている。ピッキングの能率向上をさらに強力にサポートするため、独自のアルゴリズムを開発。新しいピッキング方法として「フォーカスピッキング」を実現できるようにした。

フォーカスピッキングはラピュタPA-AMRをピッキング量の多いエリアに集中させ、庫内作業スタッフの歩行距離を短縮。ピッキング作業の負荷軽減と効率化を図る。

コンタクトレンズの通販や卸を手掛けるRise UP(ライズアップ、大阪市)の物流現場で試験的に導入した結果、1時間当たり推定歩行距離は通常のラピュタPA-AMRを用いたピッキングが1348mなのに対し、フォーカスピッキングを実装した後は858mと、36%の削減につながったという。


フォーカスピッキング時のラピュタPA-AMR遷移の様子(ラピュタロボティクス提供)

(藤原秀行)

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