トヨタなど出資のCJPT、ダイハツの復帰を承認

トヨタなど出資のCJPT、ダイハツの復帰を承認

認証不正問題で離脱

トヨタ自動車など主要自動車メーカーが共同出資し、商用車の技術開発を手掛けているCommercial Japan Partnership Technologies(CJPT)は1月29日、エンジンの性能に関する認証の不正問題で離脱していたダイハツの復帰を決定したと発表した。

ダイハツは2024年2月、エンジンの環境性能に関する認証を得るための試験で不正を働いていたことが発覚。その責任を取ってCJPTを離脱した。

 
 

CJPTはダイハツの不正再発防止と組織変革の取り組みが一定程度進捗していることを踏まえ、「物流問題をはじめとする喫緊の社会課題を解決していくためにはダイハツを含む多くの力が必要であるとの観点から、このような進捗状況を踏まえ、CJPT参画会社全社にご賛同いただき、復帰の申し入れを承認した」と説明している。

復帰に伴い、トヨタが保有しているCJPT株式70%のうち、10%をダイハツが再び引き受ける。

(藤原秀行)

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