NTTロジスコ、医療機器業界向け在庫診断サービスの提供開始

NTTロジスコ、医療機器業界向け在庫診断サービスの提供開始

過不足の根本原因特定、数量最適化を後押し

NTTロジスコは1月30日、医療機器業界特有のビジネス慣習に適合した在庫診断サービスの提供を開始したと発表した。

多角的なデータ分析に基づき在庫水準を設定し、医療機器ごとの在庫数を評価。その結果を踏まえ、在庫過不足の根本原因を特定し、具体的な改善策を提案、在庫適正化を後押しする。

 
 

医療機器の物流は、製品サイズのバリエーションが豊富なことや、「長期貸出」や「短期貸出」など特有の販売方法により、過剰在庫になりやすい状況にある。

医療機器の製品価格が高額なため、過剰在庫が経営にインパクトを与えかねず、多くの製造・販売会社は在庫の適正化に取り組んでいる。特に「長期貸出」および「短期貸出」の在庫管理方法ついては、これまで製造・販売会社の物流担当者の判断や営業担当者の要望に沿って在庫を保有しているケースが多く、製造・販売会社から在庫の過不足をデータに基づき把握したいという要望が寄せられていた。

預託在庫管理、使用期限管理、BCP在庫といった医療機器特有の在庫管理方法にも対応可能。さらに、在庫日数、欠品率、販売方法、ABC分析など、多角的なデータ分析を実施する。

統計的に算出した在庫の適正水準値を用いて、在庫過不足状況を定量的に評価。現状の在庫状況を可視化し、問題点を浮き彫りにして対応しやすくする。

(藤原秀行)

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