本日、国土交通大臣に「JR貨物の安全確保のために講ずべき措置」について、報告しましたので、お知らせいたします。
これは、当社において、輪軸の圧入作業に関する作業記録の書き換え等の不適切事案が判明したことから、鉄道事業法第 56 条第1項に基づく保安監査が実施され、2024 年10 月 31 日に国土交通大臣から「輸送の安全に関する事業改善命令」および、4項目からなる「JR貨物の安全確保のために講ずべき措置」が命ぜられたことを受けたものです。
当社としては、講ずべき措置の4つの項目、「規程類の整備」、「教育体制の改善」、「作業記録の書き換えの防止」「安全管理体制の点検、見直し」で報告した内容を着実に実施すると共に、他の部門を含めて会社全体の安全管理体制を盤石なものとするために新たに「業務監査室」を設置し、これまでの本社、支社、現場による作業確認、安全監査室による監査に加え、業務監査室による多角的な視点からの監査により安全管理体制を強化していきます。
なお、「安全管理体制の点検、見直し」につきましては、2025 年 3 月末の期日までに改めて報告を行います。
今回の輪軸の圧入作業に関しての不適切事案については、鉄道の信頼を失墜させるものであり、二度とこのような事案を発生させないため、全社をあげて安全管理体制の強化に取り組み、輸送の安全確保に万全を期し、社員一丸となり信頼回復に努めていきます。
改めて、貨物鉄道輸送をご利用いただいております、お客様をはじめ関係の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
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