日本GLPグループ、千葉県・習志野で物流施設再開発に本格着手

日本GLPグループ、千葉県・習志野で物流施設再開発に本格着手

26年12月竣工予定、全館空調導入など計画

日本GLPは2月4日、千葉県習志野市で開発した延床面積が約13万㎡のマルチテナント型物流施設「GLP習志野Ⅱ」の再開発プロジェクトを本格的に始めたと発表した。竣工は2026年12月の予定。


再開発の完成イメージ

 
 

「GLP習志野Ⅱ」は1991年、アパレル企業が自社利用を目的に建設。2013年にGLPグループのGLP投資法人が取得した。関東圏でも有数の物流適地に立地しているものの、多額の修繕費の発生懸念や、特定の業態専用の仕様となっていることから、収益力の低下懸念が生じていたという。

再開発プロジェクトを通じて、環境性能と汎用性の高い最先端物流施設に建て替え、収益力を最大化し、物件の価値向上を図る。

地上5階建てのマルチテナント型施設として再生。各階へのアクセスが可能なダブルランプウェイを備えるほか、全館に空調設備を導入し、コンビニエンスストアやラウンジも整備する予定。物流業務効率化をサポートするとともに、就労環境の向上にも目配りする。

テナント向けに日本GLPの「GLP コンシェルジュサービス」を紹介、さまざまな物流課題の解決に役立ててもらう。

特別高圧受電の採用により2回線供給を実現し、信頼性の高い電力供給を果たすとともに、マテハン設備などの電力消費が大きい設備導入へにも対応できるようにし、テナント企業の省人化をサポートする。

ラウンジには茜浜の緑道と海に臨む開放的な窓を取り入れ、ウェルネスに配慮した施設環境とすることを計画している。

 
 


「GLP習志野Ⅱ」広域図


「GLP習志野Ⅱ」周辺図

■施設概要
施設名:「GLP習志野Ⅱ」
所在地:千葉県習志野市茜浜3丁目34番3号
敷地面積:約55,000㎡
延床面積:約130,000㎡
構造:地上5階建て、免震構造
着工:2025年2月
竣工:2026年12月(予定)
認証取得:CASBEE認証(予定)、ZEB認証(予定)

(藤原秀行)※いずれも日本GLP提供

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