ヒューリックが千葉・野田で開発の5000坪物流施設竣工、満床稼働へ

ヒューリックが千葉・野田で開発の5000坪物流施設竣工、満床稼働へ

自社開発で5件目

ヒューリックは2月19日、千葉県野田市で物流施設「ヒューリックロジスティクス野田Ⅱ」が竣工したと発表した。

首都圏の人口集積地に隣接した立地で展開する「ヒューリックロジスティクスシリーズ」の第5弾。2023年11月に完成した同シリーズの「野田Ⅰ」と県道46号線を挟んで向かい合った場所に位置している。



物品レンタル業のエイトレント(東京都品川区北品川)が3月に入居、満床で稼働する。

常磐自動車道の柏ICから約6.2km。国道16号からのアクセスも良く、大都市間の中継拠点や消費地への配送拠点に最適とみている。

地上4階建て、延床面積は約5000坪のボックス型で、1棟貸しに加えて、分割貸しも可能。最大3社の入居に対応できる設計を採用している。

標準の物流スペック(床荷重1.5t/㎡、梁下有効5.5m)に加え、空調設備やマテハン機器の追加設置も可能な電気容量を備えている。

大型ウイング車のオペレーションに配慮し、オーバースライダー開口高5.2mを採用。24時間の昼夜にわたり貨物車の駐車が可能なバース内駐車場を整備している。

バース内、車路は定格荷重2.5tのフォークリフトも走行可能な躯体構造(倉庫内は定格荷重1.5tまで)にしている。バース内にもフォークリフト充電エリアを設置しているほか、雨天時のオペレーションが可能なピロティ型の車路を取り入れている。



環境認証として BELS(★★★★★★)、CASBEE 認証(Aランク)、DBJ Green Building認証(★★★★)の取得に加え、大容量の太陽光発電設備(設備容量約628.68KW、年間発電量約637MWh)を実装したことでZEB認証を取得した。

外構舗装の一部に廃プラスチック材と廃木材を用いた循環型素材を採用し、廃棄物処理に関するCO2排出量の削減を図っている。

耐震性能については、建築基準法の約1.25倍の強度に準ずる構造体を採用。2回線受電(本線予備線方式)、非常用発電設備(72時間相当)などBCPに注力している。

周辺はハザードマップ上で浸水の恐れが少ない地域に該当。浸水対策として、外構の設備は基礎を想定水位以上にかさ上げして設置している。

計画・建物概要

名 称 ヒューリックロジスティクス野田Ⅱ
所 在 地 野田市花井新田字横内前291番4ほか
交 通 常磐自動車道「柏」ICより約6.2km
東武アーバンパークライン「野田市」駅 徒歩17分
敷地面積 7,418.71㎡(2,244.15坪)
延床面積 16,694.39㎡(5,050.05坪)
構 造 1~3階柱:鉄筋コンクリート造 梁および4階柱:鉄骨造
規 模 地上4階建
設計・監理 前田建設工業株式会社 一級建築士事務所
施 工 前田建設工業・木村建設工業建設共同企業体
監 修 株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
竣 工 2025年2月

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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