全区画で温度可変にし幅広いニーズに対応、26年10月末竣工見込む
三菱地所、農林中央金庫、JA三井リース建物、東銀リースの4社は2月20日、大阪市大正区で推進してきた「（仮称）大阪市大正区鶴町冷凍冷蔵物流計画」に関し、プロジェクト名称を「ロジクロス大阪大正Ⅱ」に決定し、1月20日に着工したと発表した。
地上4階建て、延床面積は約4万5430㎡で、全区画温度可変式のマルチテナント型冷凍・冷蔵物流施設として開発。竣工は2026年10月末を想定している。
竣工イメージ
温度は－21℃（一部－27℃）～＋5℃に設定できるようにし、多様な低温物流ニーズに対応する。
大阪都心（大阪駅）から10km圏内に位置し、大阪や神戸など大消費地へのアクセスに強みを持つ。動物検疫検査場所や保税倉庫としての指定申請が可能な希少性の高い立地。
災害時に24時間の施設稼働（事務所）を可能とする非常用発電設備を備え、電気設備などは地盤面から5m以上の高さに設置するなどの浸水対策を講じ、高い事業継続性を確保する。
屋上に太陽光パネルを実装、発電した電力を自家消費するのに加え、自然冷媒、節水器具や断熱材にグリーン購入法適合品・エコマーク認定品を採用するなど、環境性能効率の向上と環境負荷低減に努める。
建物のエネルギー性能の表示制度「BELS」の中で最上位の環境性能『ZEB』、『CASBEE』（建築環境総合性能評価システム）で最上位のSランクをそれぞれ取得する予定。
計画概要
| 名 称 | ロジクロス大阪大正Ⅱ |
| 所在地 | 大阪市大正区鶴町一丁目 1-17 他 |
| アクセス | 【自動車】 阪神高速第 17 号大阪線 「大正東出入口」より約 4.0km 「大正西出入口」より約 4.5km 【電 車】大阪メトロ 四つ橋線「岸里」駅より約 2.8 ㎞ 【バ ス】「鶴町一丁目」バス停より約 300m |
| 用 途 | マルチテナント型冷凍冷蔵物流施設 ※最大 3 テナント入居可能 |
| 規模・構造 | 地上 4 階建、ボックス型、鉄骨造、耐震構造 |
| 敷地面積 | 約 21,660 ㎡（約 6,552 坪） |
| 延床面積 | 約 45,430 ㎡（約 13,743 坪） |
| 建築主 | メック都市開発 13 号特定目的会社 ※三菱地所単独出資の子会社 大正区鶴町デベロップメント特定目的会社 ※農林中央金庫、ＪＡ三井リース建物、東銀リース出資の特定目的会社 |
| ｺﾝｽﾄﾗｸｼｮﾝﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ | 株式会社三菱地所設計 |
| 設計施工 | 大末建設株式会社 |
| 着 工 | 2025 年 1 月 20 日 |
| 竣 工 | 2026 年 10 月末（予定） |
周辺地図
（藤原秀行）※いずれもプレスリリースより引用
